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極端な天候に
低温で長雨が続いたあと、高温で日照り。
雨も豪雨で、土の構造が破壊されてしまうようなすさまじさです。
天候は毎年、極端になっていく感じが否めません。
そんな中でも、その極端な変化に対応しているのは
雑草たち。
これは、土と微生物と植物の繋がりが
しっかりとできているからだ、とする報告があります。
まだまだ分からないことの多い微生物ですが
微生物がきちんと機能している土は
強い雨でも壊れず、低温や猛暑のような天候不順にも
抵抗力を発揮して、作物への影響が少ないようです。
Posted by 1Hz研究会
土壌微生物 8 脱窒菌
脱窒菌は窒素の多い土壌に多く暮らしている菌です。
脱窒(だっちつ)というのは、チッソを脱する、つまり
窒素化合物を分子の状態の窒素(N2)として大気中へ放散させることです。
この工程は、自然界の窒素循環の最終段階で、微生物の力で主に進む反応です。
脱窒菌の生存最適温度は25〜30℃くらい。
脱窒菌は硝化菌という菌と一緒に働き、
硝化菌が作った硝酸を窒素ガスに変換して
大気中に戻すという働きをしています。
脱窒菌は酸素がたくさんあるところでは普通に酸素を使うのですが、
それがなくなるとNO2 やNO3など、結合している酸素を利用して呼吸します。
飲料水に含まれる硝酸が体内で発ガン性物質に変換される危険があるということで問題になりました。
硝化菌と脱窒菌を併用して、
循環式硝化脱窒法(生物学的脱窒法)の水処理装置が開発されるなど、
土壌微生物としての働き以外にも
わたしたちの暮らしに応用されています。
Posted by 1Hz研究会
土壌微生物 7 VA菌根菌
VA菌根菌はカビやきのこの仲間です。
VA菌根菌が根についている植物は、栄養分を効率よく吸収することができるようになります。
VA菌根菌は土の中に菌糸を伸ばし、
栄養分や水分を効率よく吸収して植物に与える力を持っています。
そして自分は、植物から光合成で生産した糖分をもらって生きています。
植物と共生関係にあるのです。
人間の場合は、大腸の中に腸内細菌がきちんと生きて働いてくれなければ
食べた物を分解できなかったり、健康を保つことができません。
この共生関係とVA菌根菌と植物の共生関係は似ています。
VA菌根菌が共生していると、植物はより健康になり、病気にも強くなります。
そして、特に、リン酸などの成分の吸収を助けてくれます。
菌根菌も植物なしには生きられない絶対共生微生物です。
農薬や化学肥料の多用によって、激減したといわれている菌でもあります。
Posted by 1Hz研究会
土壌微生物 6 根粒菌
根粒菌は窒素を固定する細菌の一種です。
マメ科植物の根を見ると、こぶのような根粒がついているのがわかります。
この中には根粒菌という細菌が共生しているのです。
根粒菌はマメ科植物を宿主として、ここから栄養をもらって生きている菌です。
根粒菌は空気中の窒素ガスを吸収して
植物のつくれない物質(アンモニア)を作っています。
マメ科植物はこれをもらってタンパク質を合成しているのです。
栄養分の少ない土地でもマメ科の植物がよく育つのはこういう仕組みを持っているからなのです。
Posted by 1Hz研究会
土壌微生物 5 乳酸菌
乳酸菌はヨーグルトで有名ですね。
善玉菌としても知られています。
人間の腸内には1000種類ほどの細菌がすんでいると言われていますが、
乳酸菌はそのうちの40種類ぐらいです。
乳糖やブドウ糖を分解して乳酸をつくる菌はすべて乳酸菌と呼ばれています。
乳酸菌は人の腸の中にあるときには、
食中毒や腸管感染、下痢などを引き起こす病原菌の増殖を抑え、
腸内の環境をよくして下痢や便秘などの症状を防いでいるばかりでなく、
全身の健康にも大きく関係することがわかってきました。
土の中にも多く住んでいて、空気中にもただよっています。
土の中では土壌浄化に貢献している菌です。
また、乳酸菌の出す有機酸が土中のミネラルを溶かすことで
植物に利用しやすい形に変えていくので、
植物にとっても有益であるといわれています。
Posted by 1Hz研究会
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